この記事の要点

統計は対象年、数量か金額か、業務用か家庭用かをそろえて読む必要があります。国内生産統計は国内の生産を示す資料であり、輸入品や流通在庫まで含む市場全体と同じではありません。まず統計の定義を記録し、その後に自社が取引する販路の条件を確認します。

統計と市場規模を混同しない

日本冷凍食品協会の統計資料では、対象年と国内生産の区分を確認できます。記事や社内資料へ数値を転記するときは、年度、数量・金額、業務用・家庭用を併記してください。輸入統計を使う場合は財務省貿易統計の品目コードと期間を合わせます。異なる定義の数字を足して市場規模と呼ぶことはできません。

メーカーから利用者までの商流

メーカーは製造・品質情報、卸は品ぞろえ・保管・配送、外食や小売は最終用途に合わせた採用と販売を担います。商流には直接取引、卸経由、PB/OEMなどがあり、請求先と納品先、返品・欠品時の窓口が一致しない場合があります。初回商談では契約当事者と現場の連絡先を分けて記録します。

販路優先して確認する条件商談前にそろえる資料
外食一食規格・厨房設備・納品頻度調理条件・ケース仕様・価格条件
小売表示・ケース入数・棚補充商品情報・包材版・返品条件
卸出荷単位・倉庫荷姿・代替規格書・納品可能範囲・欠品窓口

販路別に確認する条件

外食は調理設備・一食規格・納品頻度、小売は表示・ケース入数・棚運用、卸は倉庫荷姿・出荷単位・欠品代替が比較軸です。新規参入先を一つ選び、想定SKU、最低発注量、納品曜日、品質問い合わせ窓口、販促負担を質問票にします。

次に作る営業資料

候補販路ごとに規格書、商品画像、調理・取扱条件、納品可能範囲、価格条件の版をそろえます。根拠のない市場シェアや採用実績を掲載せず、統計は出典の定義と対象年を明示してください。

実務チェック

  • 対象製品・取引条件と参照資料を特定する
  • 判断者、例外時の連絡先、記録場所を決める
  • 試行後に実績と差異を確認し、手順を更新する

出典・確認資料

資料の適用条件は一次資料と実際の製品・取引に照らして確認してください。