この記事の要点

凍結工程だけで微生物危害を除去できるとは限りません。製品の原材料、加熱工程、包装、保管・流通を一つの工程として確認し、適用される衛生管理計画と製品仕様に沿って管理します。

製品と工程の境界を定義

原料受入れ、前処理、加熱、冷却、凍結、包装、金属等の検査、保管、出荷の工程を、実際の製品・設備に合わせて図にします。すべての製品が同じ工程を通るとは限らないため、品目群と例外工程を分け、工程変更時の承認者も記載します。

危害要因と管理手段を対応づける

原料由来の危害、加熱条件、アレルゲン交差接触、異物、包装不良などを工程ごとに検討します。厚生労働省のHACCP手引書は製品・業種に適した資料を選ぶ入口です。手引書の例を自社製品へそのまま転記せず、工程条件、監視方法、逸脱時の処置を検証します。

工程確認する管理対象残す証跡
加熱・冷却製品別条件と逸脱処置監視記録・検証結果
凍結・包装工程能力、封緘、異物管理設備点検・包装確認
出荷ロット・保管条件・判定出荷記録・変更承認

記録・検証・変更管理

記録にはロット、日時、測定機器、担当、判定、逸脱処置を関連づけます。校正・検証の計画を持ち、記録の確認者を作業者と分けられる体制にします。新しい包材、設備、配合、外部委託の変更は、既存の危害分析への影響を確認してから承認します。

工程確認表

工程責任者、管理対象、確認頻度、判定根拠、記録場所、異常時の隔離・連絡先を一行ずつ埋めてください。製品に依存する加熱・凍結条件は、試験・仕様書・所管機関への相談に基づき決めます。

実務チェック

  • 対象製品・取引条件と参照資料を特定する
  • 判断者、例外時の連絡先、記録場所を決める
  • 試行後に実績と差異を確認し、手順を更新する

出典・確認資料

資料の適用条件は一次資料と実際の製品・取引に照らして確認してください。