この記事の要点
庫内表示温度と個々の製品温度は同じ測定値ではありません。製品ごとの指定条件、輸送・保管契約、衛生管理計画を確認し、測定方法と異常時の判断者を定めます。数値基準を一律に転用せず、記録の目的と対象を明確にします。
受入れで照合する項目
納品日時、車両・便、品名とロット、数量、包装状態、伝票上の条件、測定場所・方法・機器、測定値、受入れ判定を残します。車両表示値だけで製品の状態を断定せず、契約や手順に定めた方法で確認します。愛知県の参考記録様式は記録項目を考える材料で、全国一律の必須様式ではありません。
異常時の初動
基準外の疑い、測定不能、包装破損があれば対象品を識別して通常在庫から分け、販売・使用を保留します。日時・ロット・状態・測定条件・関係者を記録し、品質責任者へ連絡します。安全性や出荷可否は、製品条件と検証記録を踏まえた権限者が決め、現場担当者が見た目だけで判断しません。
| 記録項目 | 記入例/確認方法 | 逸脱時の対応 |
|---|---|---|
| 対象 | 納品便・商品・ロット | 対象在庫を識別 |
| 測定 | 機器・場所・時刻・値 | 保留して責任者へ連絡 |
| 判定 | 参照した仕様・判断者 | 連絡と処置承認を記録 |
引継ぎと再発防止
仕入先・運送会社への連絡、返答、調査資料、最終処置、在庫・請求処理を同じ案件番号で追えるようにします。シフト交代時は保留数量、保管場所、次の判断期限、連絡担当を引き継ぎます。月次に逸脱件数だけを見ず、納品便数や対象数量など分母も併記します。
受入れ記録のチェックリスト
□測定器の識別と状態 □製品・ロット □測定位置・時刻 □指定条件の参照先 □判定者 □保留ラベル □連絡記録 □処置承認。測定器の管理方法と記録保存期間は、自社計画・契約・適用要件に合わせます。
実務チェック
- 対象製品・取引条件と参照資料を特定する
- 判断者、例外時の連絡先、記録場所を決める
- 試行後に実績と差異を確認し、手順を更新する
出典・確認資料
- 厚生労働省 HACCP手引書(確認日 2026-10-07)
- 厚生労働省 食品衛生管理手引書(確認日 2026-10-07)
- 愛知県 食品衛生管理記録の参考様式(確認日 2026-10-07)
資料の適用条件は一次資料と実際の製品・取引に照らして確認してください。
